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錦鯉の基礎知識 飼育のポイント 病気の対策・治療 よくあるお問合せ

錦鯉は日本で作られた唯一の観賞魚で「国魚」とも言われています。
自然界にいる真鯉の中からわずかな色彩を見いだし、改良に改良を重ねて現在の美しい姿が創り上げられてきました。発祥は新潟県の山古志地方です。今では日本各地で生産されるようになりました。
今や「NISHIKIGOI」の名は世界中に広がり世界中で愛される観賞魚になっています。
錦鯉の魅力の1つに多くの品種があることが上げられます。細分化すると80種類以上にも達します。
穏やかな性格で、けんかをしないことからその多くの品種の飼育を一緒に楽しむことができます。
サイズも10cm前後から1mの大きさに及ぶものもまであらゆる大きさが観賞の対象で、飼育の環境に応じてそれぞれのサイズの飼育を楽しめます。庭池はもちろん小さい鯉はガラス水槽で手軽に飼育でき、ベランダでの飼育も可能です。
錦鯉は環境への順応性が高いので、コツさえつかめば鯉は長命(寿命は50年〜70年ともいわれる)ですから生涯にわたって楽しめる観賞魚です。
飼う人、見る人を飽きさせない魅力をもっています。

池や水槽の限られた水量の中で、鯉が元気に成育するには、その水が常に鯉のために住み良い水でなくてはなりません。長く楽しむには良い池を持つことが大切です。良い池というのは大きさなどではなく、錦鯉に適した水作りができるかどうかが最大のポイントです。
酸素が多く含まれ、魚に害のある有害物質(アンモニア・亜硝酸等)のない飼育水を作れるかどうかが錦鯉を状態よく成育するための鍵になります。
鯉の飼育においては水をろ過するという作業が非常に大切な役割をします。目に見えるごみはもちろん目に見えない汚れ、アンモニア・亜硝酸といった有害物質を除去する働きを濾過と言います。
池には濾過槽が必要になります。池に見合った濾過槽の働きが機能することで鯉の成育に大きな差ができると思います。
最近では、多くの濾過槽が普及していますので鯉屋さんで相談の上自分の池にあったものを取り付けるのが最善です。当店では、手軽に設置できるウォータークリーナーや、全自動強制濾過機「湧清水」など、池の濾過設備を各種取り揃えております。お気軽にご相談ください。
鯉の池などの濾過で活躍するバクテリアは好気性バクテリアといわれるものですが、汚れを分解する過程では多くの酸素を必要としています。つまり酸素の補給というのは鯉に直接という以上に、バクテリアのために必要なものであると言われています。
エアーポンプによるエアレーションで簡単に池に酸素を補給できるので池のおおきさにあったエアーポンプを取り付けましょう。

錦鯉は長命で、いろいろな環境に適応できるので、ついつい油断しがちですが病魚が出た場合、大半は飼育条件のほうに問題があります。環境が充分で、魚体が健康なら病気の発生は少なくなります。病気が出る以前に水の管理、餌の質、飼育密度などを見直すことが先決であり、それでも尚病気が出たら、治療のために薬を使う事になります。「薬で魚病を治療するより、水作りを優先」して考えてください。
一般的に水温が15℃から20℃前後の時期というのは魚病が発生しやすくなります。特に水質の悪い池で発生しやすくなります。エラ腐れやひれ腐れなどのカラムナリス病、白点病、水カビ病などですが、イカリ虫やウオジラミ等の寄生虫には警戒を怠らないようにしましょう。イカリ虫は、虫体を抱えたまま越冬させないように、水温が15℃以上あるうちに先手、先手で退治してください。特に、魚の出入りが頻繁なときは要注意です。新しい魚が入ったときは、できるだけ消毒を心がけてください。魚を放す前には水温合せを行い、袋の水は池に入れないようにして魚だけ放しましょう。できれば一旦薬浴槽を準備して、そこで薬浴し様子を見るようにすれば安心です。
◎治療方法
<イカリ・ウオジラミ>
■5mm〜1cm位の寄生虫が肉眼で確認できます。魚体を池底にこすりつける症状。
- マゾテン液20%散布
水1トンあたり2.5ccを1〜2週間の間隔で3回くらい散布(卵に効き目がないので、子虫を次々駆除するために何度か繰り返し散布)
- 成虫をピンセットで取り除く
麻酔をかけて成虫を丁寧に確実に引き抜く。除去したあとをエルバージュ、パラザン等で消毒する。
- デミリン散布
水1トンあたり1g散布。イカリムシには効果的。
<白点病>
■魚体に白い小さな白点が出て、魚体を池底などにこすりつける症状。
- メチレンブルー散布
水1トンあたり0.5g〜1g散布
- マラカイトグリン散布
水1トンあたり0.2g散布(※マカライトは魚毒性が強いので、使用量要注意)
<尚、食塩(0.5%=水1トンあたり5kg)と併用すれば効果が高まります>
- ホルマリン散布
水1トンあたりホルマリン20cc散布(※食塩との併用は絶対厳禁)
- 三種混合
水1トンあたりホルマリン20cc、マカライト0.2g、マゾテン液2.5ccを同時に散布(※それぞれ溶いて散布すること)
- 水温を上げる
28℃以上に水温を上げることにより繁殖停止して自然治癒する。
<カラムナリス病・エラ腐れ・口腐れ・尾腐れ>
■元気なく浮遊する。鰭が充血し白く溶ける。
- エルバージュ散布
水1トンあたり10g散布(食塩水1トンあたり5キロと併用)
- テラマイシン散布
水1トンあたり30g散布(食塩水1トンあたり5キロと併用)
- パラザンD散布
水1トンあたり100cc散布(食塩水1トンあたり5キロと併用)
- 経口投与
パラザン入りのえさを投与する。
寄生虫では他にイクチオボド(コスチア)に要注意。この虫は、鯉のエラや体表に寄生するもので、大量に取り付くと、体表の粘液が白濁し、白い膜で覆われたようになり、また体が赤く充血します。エラを冒されると、注水口に寄って来たり、散漫な泳ぎ方、池底で静止したりと症状があらわれます。そしてこの外観症状は、トリコディナ(サイクロキータ)、キロドネラ、ダグチロギルスなどの外部寄生虫による症状と似ている上、混合寄生していることが多いようです。先のような症状が出たら、共通して効果の上がる次のような方法で駆除できます。
- 過マンガン酸カリウム散布
・水1トンあたり2g散布
・水1トンあたり5gで1時間の短時間薬浴、二日置いて三回程繰り返す
・水1トンあたり200gで3分間の短時間薬浴
- 食塩
・水1トンあたり20kg(2%食塩水)で10〜20分の短時間薬浴
(※短時間薬浴では体力のある魚に限り、鯉の様子を見ながら行い鼻あげ等の症状が見られたら即座に中止する)
◎諸注意
- 食塩を入れたり、薬を散布したりするときは、必ず清浄な池水で使用しましょう。水質が悪化した環境では、薬も分解が早くなったり、汚れに吸着されたりして、効果が半減します。
- 池の水量を正しく把握し、薬の量をきちんと適量散布しましょう。薬は、病原体に打撃を与えますが、魚にも打撃を与えます。量が足らないと効果が出ませんが、多過ぎると薬害を起こし大きな事故につながります。
- 基本的に薬浴中は、新水の注水を止めて行いますが、くれぐれも酸素欠乏に注意してください。必ずエアーレーションを行いましょう。
※ここの表記してある対処方法は一般的な目安です。実際は飼育環境に応じた対処が必要ですので注意してください。
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